駅にあるLED発車標 – JR東日本福島駅在来線

2024年4月9日

LED発車標の多色化

従来は緑・橙・赤の3色LEDを採用した筐体が大多数を占めていましたが、最近ではフルカラーLEDを採用した筐体を設置する駅が増え、さらにはLCD(液晶ディスプレイ)を利用した筐体を採用する駅や事業者も増え、それぞれの駅や設置場所によって表示フォントや表示形式・内容が異なります。
そんな特色のあるLED式発車標を駅ごとにまとめてみました。

JR東日本福島駅の発車標

新幹線は東北新幹線で多く使われているタイプのフルカラーLED版、在来線は薄型・従来型の3色LEDタイプが設置されています。
今回は在来線改札・コンコース・ホームに設置されている物を紹介します。
尚、すべて株式会社新陽社製のものです。

2024年3月中旬ごろに一部ホームで更新があったようです。取材ができ次第更新します。

東口改札

3色LED3段タイプで東北本線・奥羽本線(山形線)/山形新幹線の各方面の発着列車を表示するほか、一部の臨時列車や回送列車も表示されます。
在来線コンコースを通って新幹線改札へ向かうためだと思われますが、山形新幹線発車列車は新幹線発車標だけでなく奥羽本線(山形線)にも表示されます。

JR東日本福島駅東口改札
JR東日本福島駅東口改札

形式:不明(壁に隣接しており確認できなかった)
製造:不明(壁に隣接しており確認できなかった)

2017/03/19撮影の旧筐体
現筐体とは各表示の割り付けが異なっている

ダイヤ改正でこの時間帯の藤田行きも快速仙台シティラビットもなくなってしまいました

西口改札

3色LED3段タイプ(時計有)で東北本線・奥羽本線(山形線)発着列車を表示するほか、一部の臨時列車や回送列車も表示されます。
(東口改札側発車標と表示内容は同じだと考えられます。)
新幹線改札が別途あるため、東口と異なり奥羽本線(山形線)に山形新幹線発着の列車は表示されません。

西口改札 東北本線(下り)発車標
西口改札 東北本線(上り)発車標
西口改札 奥羽本線(山形線)発車標
JR東日本福島駅西口発車標(表)
JR東日本福島駅西口発車標(裏)

形式:L4USP316DS
電源:100V 50/60Hz
製造:2017年12月

新幹線乗換改札

3色LED2段タイプで東北本線・奥羽本線(山形線)発着列車を表示します。
発着列車のみの表示で3段タイプに表示されるようなスクロール表示は基本的に表示されないものと思われます。

新幹線改札 東北本線(下り)発車標
新幹線改札 東北本線(上り)発車標
新幹線改札 奥羽本線(山形線)発車標
JR東日本福島駅 新幹線発車標(表)
JR東日本福島駅 新幹線発車標(裏)

形式:L4USP216EST
電源:100V 50/60Hz
製造:2017年12月

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在来線コンコース

在来線コンコース内に各発着番線ごと薄型両面筐体を一台ずつ設置。
2017年のコンコースの改修により現行筐体に変更されたようです。

1番線コンコース 2017/10/08撮影
1番線コンコース 2017/10/08撮影
4番線コンコース 2017/10/08撮影
4番線コンコース 2017/10/08撮影

改修工事以前の筐体

黒磯駅構内直流化に伴い交流車両での乗り入れが不可能になってしまったため、新白河以北での黒磯行きは過去のものとなってしまいました

1番線

コンコース 1番線 東口側
東口側
コンコース 1番線 西口側
西口側

形式:L4USP214W
電源:100V 50/60Hz
製造:2017年12月

2番線

コンコース 2番線 東口側
東口側
コンコース 2番線 西口側
西口側

形式:*********
電源:100V 50/60Hz
製造:2017年12月

3番線

コンコース 3番線 東口側
東口側
コンコース 3番線 西口側
西口側

形式:L4USP214W
電源:100V 50/60Hz
製造:2017年12月

4番線

コンコース 4番線 東口側
東口側
コンコース 4番線 西口側
西口側

形式:L4USP214W
電源:100V 50/60Hz
製造:2017年12月

5・6番線

コンコース 5・6番線 東口側
東口側
コンコース 5・6番線 西口側
西口側

形式:L4USP214W
電源:100V 50/60Hz
製造:2017年12月

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ホーム

各番線に2台ずつ設置(6番線のみ片側1台)されており、更新が行われておらず薄型ではありません。
横表示領域幅が10文字(=240ドット)と狭いため、ワンマン列車や臨時列車、回送列車等で行先や種別情報が長い場合は「種別」と「時刻」の交互表示となります。
山形新幹線は在来線ホーム(5-6番線)には基本的に入線しないため表示されることはありませんが、臨時列車やダイヤ乱れ時の場合には入線することがあり、発列車が表示されます。

1番線

ホーム 1番線 盛岡方面設置 下り側
盛岡方面設置 下り側
ホーム 1番線 盛岡方面設置 上り側
盛岡方面設置 上り側

形式:L4HP210W5B
電源:100V 50Hz
製造:93年1月 (1993年1月)

ホーム 1番線 上野方面設置 下り側
上野方面設置 下り側
ホーム 1番線 上野方面設置 上り側
上野方面設置 上り側

形式:L4HP210W5B
電源:100V 50Hz
製造:93年1月 (1993年1月)

2番線

ホーム 2番線 盛岡方面設置 下り側
盛岡方面設置 下り側
ホーム 2番線 盛岡方面設置 上り側
盛岡方面設置 上り側

形式:L4HP210W5B
電源:100V 50Hz
製造:93年1月 (1993年1月)

↑回送列車の場合の表示例
下段に常時乗車できない旨のスクロールが流れ、上段に「種別」「時刻」の相互表示がなされる。

ホーム 2番線 上野方面設置 下り側
上野方面設置 下り側
ホーム 2番線 上野方面設置 上り側
上野方面設置 上り側

形式:L4HP210W5B
電源:100V 50Hz
製造:93年1月 (1993年1月)

3番線

ホーム 3番線 盛岡方面設置 下り側
盛岡方面設置 下り側
ホーム 3番線 盛岡方面設置 上り側
盛岡方面設置 上り側

形式:L4HP210W5B
電源:100V 50Hz
製造:93年1月 (1993年1月)

ホーム 3番線 上野方面設置 下り側
上野方面設置 下り側
ホーム 3番線 上野方面設置 上り側
上野方面設置 上り側

形式:L4HP210W5B
電源:100V 50Hz
製造:93年1月 (1993年1月)

4番線

ホーム 4番線 盛岡方面設置 下り側
盛岡方面設置 下り側
ホーム 4番線 盛岡方面設置 上り側
盛岡方面設置 上り側

形式:L4HP210W5B
電源:100V 50Hz
製造:93年1月 (1993年1月)

ホーム 4番線 上野方面設置 下り側
上野方面設置 下り側
ホーム 4番線 上野方面設置 上り側
上野方面設置 上り側

形式:L4HP210W5B
電源:100V 50Hz
製造:93年1月 (1993年1月)

5・6番線

臨時等で山形新幹線車両が入線する場合には基本的に5番線に入線し、発列車が表示されます。
6番線のみ切り欠きホームとなっており有効長が短いため片面1台のみの設置となっています。

ホーム 5番線 盛岡方面設置 下り側
盛岡方面設置 下り側
ホーム 5番線 盛岡方面設置 上り側
盛岡方面設置 上り側

形式:L4HP210W5B
電源:100V 50Hz
製造:93年1月 (1993年1月)

ホーム 5番線 上野方面設置 下り側
上野方面設置 下り側
ホーム 5番線 上野方面設置 上り側
上野方面設置 上り側

形式:L4HP210W5B
電源:100V 50Hz
製造:93年1月 (1993年1月)

ホーム 6番線 下り側
下り側

形式:L4HP210S5B
電源:100V 50Hz
製造:93年1月 (1993年1月)

取材日:2022年5月

旧筐体

情報があり次第追記

更新履歴・時期

備考及び参考資料